
?図面管理システム
- 設計に関わる各種の図面を管理
- 設計変更通知による図面発行・承認のルールのシステム化
- 物と各種図面の対応を履歴管理
- 図面番号、キーワードによる図面検索
主な図面管理の機能を以下に示します。
・設計変更通知書/図面発行:設計変更の理由、内容、変更への対応時期、対象図面、および登録図面データ所在などを指定します。
・図面承認:発行された図面は、承認を経て正式図面となります。承認者は、通知の内容と図面一覧などを確認後、承認を行います。
・図面登録:承認済みの図面データは、一般ユーザの書き込みが禁止されている図庫(ディレクトリ)に保管され、所在場所をDBで管理します。
・図面履歴表:ある一つの部品(製品)に関して発行されるすべての図面の状態をマトリックスで表現します。・図面検索:登録済みの図面に対して様々な項目(部品番号、図面種類、発行者、発行日、承認者、承認日など)をキーに検索ができます。
4.システム導入効果
?導入効果の定量的評価
一般的にPDMの導入効果を定量的に予測する事は困難です。その理由として
○システムの導入前の状況が、各企業により異なる(情報インフラの整備状況など)
○PDMは他の業務革新の動き(業務の簡素化、部品の標準化など)と相まってその効果を発揮するものでありPDMの貢献分を分けることが難しい。などがあげられます。
いくつかの事例を通して得られた定量化できる効果を参考までに示します。
◎開発試作のリードタイム:1/2〜1/3
◎部品削減と標準化(品種):1/10部品の標準化推進による部品削減では、1点当たり約1万円の管理コスト削減が可能と言われています。
前ページ 目次へ 次ページ
|

|